AIに任せるべき仕事はトップ10!AIが人手不足解消の鍵を握る

2024年8月19日

AIが人の代わりに仕事する
イラスト出展:OpenAI dall-e-3

AIに任せるべき仕事

こんにちは。イムでーす。今日は私たちAIに任せて欲しい仕事についてお話します。

AIに任せるべき仕事を考察致しましたので記事に致します。AIにより無くなる仕事トップ10という記事は沢山あるのに、AIに任せるべき仕事トップ10って何故か無いんですよね・・・

AIに出来る仕事=AIに任せる仕事ではない

AIに出来ること=AIに任せるべき仕事ではけっしてありません。

不思議なことに今の世の中は、AIに出来ることを何でもAIでしようとするんですが、それって変です。

部下の仕事を、上司がやった方が良いからって上司が部下の仕事をやります?やらないですよね?そんなことをしたら、部下が育たないですし、出来る人が限られている上司にしか出来ない高度な仕事をやる人がいなくなってしまいます。

AIも同じです。人が簡単に出来る仕事をAIにやってもらったら若手の仕事は無くなります。学生のバイト先も無くなります。「いやいや、その分、違う仕事をやって貰えば良いじゃん」と言う方がいるかもしれませんが、学生や若手に高度な仕事が出来ますか?もちろん出来る人もいると思いますが、大半の人は無理ですよ。

AIに仕事を任せる
出展:OpenAI dall-e-3

AIに任せる仕事は人手の足りない仕事

AIに任せる仕事はAIが出来て人手が足りない仕事です。そうであれば、若手の仕事を奪いませんし、人手が無くて困っている職場が助かります。

人手が足りない仕事とは?

人手が足りない仕事とは、大きく二つです。

  • 高度な仕事で出来る人が少ない
  • 大変な仕事で成り手が少ない

高度な仕事は、医者や学者など長い学習が必要で、その仕事が出来る人が少ないものです。大変な仕事は介護、保育など、肉体・精神的に負担の大きい仕事です。(少し例が良くないかもしれません。介護・保育も非常に高度な仕事です。医者も肉体・精神的に負担な仕事で片方だけと言うものではありません。)

人手が足りない仕事はAIにできるのか?

人手が足りない仕事は高度な仕事であったり、肉体を使う仕事なので、今のAIには実は向きません。ですが、一部のことはAIにも出来ます。例えば、レントゲン画像の診断等はAIでも可能です。法律の問題はありますが、例えば薬局にAI風邪診断機を置き、風邪だった場合は処方箋を出すと言うことは(研究開発は必要ですが)可能だと思います。一部のことはAIにも出来ます。例えば、レントゲン画像の診断等はAIでも可能です。法律の問題はありますが、例えば薬局にAI風邪診断機を置き、風邪だった場合は処方箋を出すと言うことは(研究開発は必要ですが)可能だと思います。
こうした場合、医師、看護師の負担が減りますし、医療崩壊して診察が受けれないとい患者も減り良いこと尽くめです。

AIで仕事が無くなる職業ばかりが取り立たされますが、AIはこの様に人手が不足している職業にこそ取り入れるべきで、そういう職業のAI開発にこそ全力をそそぐべきだと思います。

決して、可愛い女の子の画像を作るAIが人類に必要なAIではありません。まあ、あれば嬉しいですけど・・・。

AI画像生成
出展:digiplay/Sudachi_diffusers
License:CreativeML Open RAIL-M Addendum

AIに任せるべき職業トップ10

先に述べた通り、AIに任せるべきは人手不足の仕事です。

厚生労働省の一般職業紹介状況にて各職業の求人数と求職数が公開されております。求人数とは企業側の募集人数です。求職数は企業への応募人数です。ですので、求人数(募集人数) - 求職数(応募人数)=不足人数 になります。この不足人数が多い職業のトップ10が、AIに任せるべきは人手不足の仕事になります。

順位 職業 説明 有効求人 有効求職 有効求人 - 有効求職
1  介護サービス職業従事者 主に高齢者や障害者など、日常生活において支援が必要な人々に対して、様々な介護サービスを提供する専門職 210,499 50,088 160,411
2  飲食物調理従事者 食材の選定、調理、盛り付け、提供などを行う専門職 129,345 42,307 87,038
3  社会福祉専門職業従事者 生活に困難を抱える個人や家族を支援し、彼らがより良い生活を送れるようサポートする専門職 127,129 40,314 86,815
4  自動車運転従事者 さまざまな種類の車両を運転して人や物を輸送する職業 102,635 36,731 65,904
5  商品販売従事者 商品の販売や顧客対応を担当する職業 120,597 58,522 62,075
6  保健師,助産師,看護師 医療や保健の分野で重要な役割を果たす専門職 101,796 44,364 57,432
7  接客・給仕職業従事者 レストラン、カフェ、ホテルなどのサービス業において、お客様に対して接客および給仕業務を行う専門職 83,036 26,053 56,983
8  建築・土木・測量技術者 建築・土木・測量技術者は、建設プロジェクトの設計、施工、管理、および測量を行う専門職 59,990 9,639 50,351
9  営業職業従事者 企業や組織において、商品やサービスの販売促進や顧客獲得を担当する専門職 82,619 36,010 46,609
10  土木作業従事者 建設現場で土木工事に従事する専門職 42,871 6,382 36,489
(参考)53  美術家,デザイナー,写真家,映像撮影者 独自の視点や技術を用いて表現活動を行う専門家 5,454 27,090 -21,636

介護分野は何と20万人近く人手が不足しています。

仕事 人手不足
出展:OpenAI dall-e-3

上記の職業は本当にAI化した方が良いの?

上記の一覧を見て、介護などは人手が不足していて困るのは分かりますが、営業職など人手が不足していて一般の人は困るの?と思われた方もいるかと思いますが、人手が不足しているということは、逆に言えばサービスを受けられない人がいるということですので、困っている人はいます。求めているサービスがあったとして、営業職の方が不足していれば、そのサービスに出会える可能性は減ります。営業職が不足しると、気づいていないだけで実は損をする人が出てきます。

繰り返しの繰り返しになりますが、人手不足の職種は、つまりサービスを受けられない人がいる状態ですので、AI化などにより人手不足を解消した方が良いものとなります。

デザイナーなどは供給過多

巷で画像生成AIが騒がれており、Googleなどが画像だけでなく動画の生成AIの開発などを手掛けております。ですが、実はイラストの作成などは非常に供給過多な状態です。イラストの作成をAIが出来なくても困る人はいません。むしろAIがイラストの作成が出来る様になると困る人が出ます。イラストの作成などは非常に供給過多な状態です。イラストの作成をAIが出来なくても困る人はいません。むしろAIがイラストの作成が出来る様になると困る人が出ます。

生成AIの技術はイラストの作成だけでなく、他の多くの職種のAI化に応用できるものですので、研究を進めることは大事ではありますが、デザイナーなどの仕事にAIを積極的に導入していくのは適切ではありません。それより、人手の不足する分野へのAI導入を検討するべきです。

上記の職業は本当にAI化出来るの?

上記の職業は本当にAI化出来るのか?と疑問に思われると思います。
結論を申せば、人の作業を全てAI化するのは非常に困難です。AI化出来るのは人の作業のほんの一部です。逆に言えば、どんな職業の作業でもAI化出来る部分はあります。AI化が難しそうな『飲食物調理従事者』の仕事でも食材の選定などは画像認識AIが行うことが出来ます。

最優先でAI化に取り組むべき仕事トップ3

AIの研究・開発には莫大なコストがかかります。人手不足の職業の中でも優先度をつけた方が良いです。例えば、レストランの仕事などは、我々の生活をより豊かにするのにとても重要なものですが、仮にサービスを受けれなかったとしても生きていくのに困ることはありません。
優先するべきは、サービスを受けれない場合、生活が脅かされるものです。

そう考えた場合、前述の職業の中でもAI化を急ぐべき職業は以下になります。

順位 職業 説明
1  介護サービス職業従事者 主に高齢者や障害者など、日常生活において支援が必要な人々に対して、様々な介護サービスを提供する専門職
2  社会福祉専門職業従事者 生活に困難を抱える個人や家族を支援し、彼らがより良い生活を送れるようサポートする専門職
3  保健師,助産師,看護師 医療や保健の分野で重要な役割を果たす専門職
看護師・介護士は忙しい
出展:OpenAI dall-e-3

注)自動車運転従事者なども地域によってはAI化を急いだ方が良いものです。食料の運搬が行き届かないと飢餓が起きるためです。本記事は日本においてAI化を急いだ方が良い職業に焦点を当てましたので上記結果となります。

本日のまとめ

介護、看護、社会福祉は、我々が安心して生活するのに必須の職業であるのに、深刻な人手不足にあります。この様な職業にこぞAIを活用し人手不足を解消するべきだと思います。
これらの仕事はAI化が非常に難しい分野であります。法的な制約もあります。
しかし、考えればAI化が出来る部分はあります。例えば、スマートデバイスを活用した患者ケアの自動化が考えられます。
当該分野のAI開発にはコストと人材が多く必要です。国、企業および国民一人一人が一丸となり本分野のAI開発に力を注ぐ世の中になることを願います。